「今までにない声を使って」TVアニメ主演声優に初挑戦!!
相撲好きの松平健、2014年は力士に転身!? テレビアニメ初主演で大暴れ!
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写真(左)ちばてつや先生、 (右)松平健さん |
昭和を代表する天才漫画家・ちばてつやの代表作の1つ『のたり松太郎』をアニメ化した相撲ヒーローアニメ『暴れん坊力士!!松太郎』(4月6日スタート/毎週日曜 あさ6:30~7:00放送)。同作の主人公・松太郎の声を「普段から相撲をよく観ている」という大御所俳優・松平健が担当することが決定しました! 昨年はテレビアニメ『ドラえもん』および、『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』でマスタード警部の声を務めるなど、声優の経験も持つ松平ですが、テレビアニメで主演声優を務めるのは今回が初めて! 記念すべき新入幕を果たした彼が挑む、ここ一番の取組に期待が募ります。
そんな松平が演じる松太郎は、並外れた怪力と恵まれた体格を買われて相撲部屋に入門し、一人前の力士へと成長していく"暴れん坊の大男"。しかしながら、その性格はあまりにも気まますぎて、「頑張る」、「目指す」、「夢見る」といった少年漫画の主人公に付き物の言葉とは無縁…。ありえないほど破天荒であり、それゆえにありえないほど視聴者の興味をそそる、斬新なヒーローなのです。
松太郎を演じるにあたり、松平は声を弾ませ「今までにない面白い役どころに、今までにない声を使って臨んでいます(笑)。第1話のアフレコでは最初、あまりオーバーにできなかったのですが、後半はどんどんノッてきて、面白がりながらオーバーに演じていました」とコメント。原作者・ちばも「こんな大スターに声を吹き込んでもらえるなんて…ビックリです! 松太郎も幸せ者ですね。粗野で乱暴で、本能のままに生きている松太郎は、松平さんご自身とはかけ離れたキャラクター。その声を演じられることに同情申し上げながらも(笑)、松太郎の声を聞くのが楽しみです」と、この意表を突いたキャスティングを大歓迎しています。
かつて自身の代表作『暴れん坊将軍』で日本中を席巻した松平。この春からまさかの"暴れん坊力士"に転身する彼が"日曜あさ"という土俵で繰り出す、かつてない声技に注目です!
松平健コメント
初めてのテレビアニメ主演にして、自分にとって今までにない役どころに挑戦させてもらっています。原作を拝読したところ、破天荒といいますか、自由に生きる松太郎のキャラクターが面白いと思いました。そんなキャラクターを演じるにあたり、今までにない声を使って臨んでいます(笑)。声優として表現する時はすごくオーバーにやらなければならないので、太い声からがなり声、裏返ったようなかわいい声…と、いろんな声を使います。そういった幅の広さがすごく楽しめますし、遣り甲斐がありますね。第1話のアフレコでは最初、あまりオーバーにできなかったのですが、後半はどんどんノッてきて、面白がりながらオーバーに演じていました。今後も演じている最中にふと、いつもは抑えている僕自身のだらしない部分などが出てきたりして(笑)、新たな自分を発見できるかもしれませんし、楽しみです。番組が始まった時に視聴者の皆さんから「誰が主演をやってるの? えっ!? この声、松平健なの!?」と言われるくらいの声でやりたいです。松太郎がどう暴れるか、ぜひ楽しみにしていてください。
ちなみに、僕は普段から相撲をよく観ていて、親方にも知り合いがいます。特に好きだった力士は若島津、今の松ヶ根です。今の角界も遠藤が出てくるなど、これからが楽しみですね。
ちばてつやコメント
『のたり松太郎』の連載をしなくなって16年。アニメ化したいと言われた時は「え~っ、今さら!?」と驚きました(笑)。同時に、とても嬉しかったですね。私の気持ちの中ではお蔵入りになっていた作品がまた生き返り、しかも松平さんのような大スターに声を吹き込んでもらえるなんて…ビックリです! 松太郎も幸せ者ですね。粗野で乱暴で、本能のままに生きている松太郎は、松平さんご自身とはかけ離れたキャラクター。その声を演じられることに同情申し上げながらも(笑)、松平さんなら松太郎の中にある人間臭さを醸し出してくれるんじゃないかな、と楽しみにしています。作者である僕自身もそうですが、たぶん読者にもそれぞれ漠然と各キャラクターの声のイメージがあると思うんですよ。そんなこともあり、アニメーションに声を入れるということは本当に難しいと思いますが、徐々にその声が定着していけば、"松平松太郎"という新しいキャラクターが生まれるんじゃないか、と楽しみでなりません。松平さんにはぜひ剥き出しの本能、だらしなさ、ダメな部分を声で表現していただきたいですね。
原作の中には公衆電話から電話をかけるなど、昭和のぬくもりを感じさせる描写もありますが、今は時代が違います。そのあたりを今どう描くのかも楽しみですし、文化の異なる親子三代で観ていただけたら嬉しいな、と思います。アニメーションという新しい形でいろんな人に楽しんでいただき、何か感じていただけたら、すごく作者冥利に尽きますね。